1985年生まれ。山口県で生まれ育つ。
現在は、佐賀県で3人の子どもの子育て中。
小さいころから漠然とした生きにくさを感じており、周りになじむのに苦労してきました。こうした生きにくさについて知りたいと思い心理学系の大学・大学院に進みましたが、漠然とした生きにくさは残ったままでした。
卒業後は精神科の病院で勤務しました。病院には、神経症、うつ病、発達障害、不安神経症、パニック障害の方など、様々な方が来られ、カウンセリングや心理検査、集団療法などを行いました。
病院での勤務は楽しくやりがいがありました。しかし、自分に自信が持てずに気持ちが落ち込みやすかったり、体調を崩しやすいなどの心身の不調も感じていました。
様々な方々との出会いの中で、徐々に私の生きにくさは周囲の評価や常識と言われるものに縛られているからだとわかってきました。
知らず知らずのうちに幼いころから身に着けてきた考え方や行動パターン、幼い私が傷ついてきたことが影響していたんですね。
自分の感情や感覚を無視して、周囲に合わせてきたことで心が悲鳴を上げて身体を通して伝えてきていたようです。
それからは、周囲の助けもあり少しずつ自分にも目を向けていき、身体の感覚や気持ちに注意を向けながら自分を大切にしていくことで自分を囲う囚われが少なくなり、生活が楽になっていきました。
そして、ある程度は自分らしく生きていけているなと感じられるところまではきていましたが、自分について「こんなものだろう」とある種の諦めや決めつけを持っていました。
生活自体には概ね満足しているけれど、何かが足りない感覚や、私はもっとやれるのではないか、といった感覚を持っていました。
私の頭の中には常に自分を批判し、律する心の声が響いており、本当は興味があることや好きなことをおざなりにして、周囲の目ばかりを気にしている自分はまだ存在していました。
ある時、このままの状態で時を過ごしてやがて死んでいくんだろうかと思うと怖くなりきっと後悔するだろうと感じました。そしてようやく私は「変わる」と決めました。
もっと自分らしく、もっと幸せに豊かに生きていこうと決めました。自分で作った自分を批判する声ではなく私の中の本当の「心の声」に耳を傾けながら日々を過ごし、好きなことをしてわくわくしながら楽しみながら生きていこうと思っています。
今、私はその道の途中にいますが、「周りに合わせるための努力」「良い人と思われるための努力」ではなく「私自身が幸せに生きていくための努力」をしています。
あなたがもし生きづらさを感じているのなら、あなたがあなたの一番の味方になって、メンターでありサポーターになってあげてほしいと思っています。
なによりもあなた自身を幸せにしてあげてほしい。
<保有資格>
臨床心理士/公認心理師
<職務経歴>
精神科の病院で12年勤務
企業でのメンタルヘルスカウンセリング